更年期障害のチェック方法は?どうやって判明する?
更年期障害の症状は人それぞれです。
まったく症状が出ない人もいれば、症状が日常生活に支障をきたすほどひどい人もいます。
更年期障害には卵巣から分泌される女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)が深くかかわっています。
エストロゲンは、月経を起こしたり、妊娠機能を支えるほか乳房や肌や髪の毛をうつくするなど女性の体の働きと健康を維持するために重要な役割を担っています。
年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌が急激に減少することで、自律神経をつかさどる器官でもあるため、自律神経のバランスが乱れ、その結果のぼせや動悸、冷え、めないなどの症状がまねくのです。
ホルモンバランスが崩れ、心身に様々な不調が顕れます。
更年期の症状は多岐にわたり、その疾患の発生箇所が限定されていなかったり、他の病気による疾患と重複するような場合があるのが特徴です。
以下に代表的な症状・疾患を記します。
①精神神経系の症状……頭痛、目まい、不安感、憂うつ、目まい など
②血管運動系の症状……動悸、息切れ、のぼせ、ほてり、発汗、震え など
③皮膚・分泌型の症状……皮膚の乾燥、口の渇き、ドライアイ、発汗 など
④消化器系の症状……食欲不振、吐き気、便秘、下痢 など
⑤運動器官系の症状……肩こり、腰痛 など
⑤その他症状……月経異常、頻尿、残尿感等泌尿器系の疾患 など
このような更年期の症状はエストロゲンの減少だけでなく、心理的な要因(仕事や家庭環境など)も複雑に関与するため、個人差が激しく、全身のあらゆる箇所にあらわれます。
上に挙げた更年期の症状は、他の病気による症状とも重複する部分があるため、自己診断するのは簡単ではありません。
更年期というライフステージは、女性に必ずあるものであり、上に挙げた症状が複合的に発症しており、特に思い当たる原因や疾病がない場合は、更年期によるものと推察することも可能でしょう。
しかし、漫然とした疲労感などといった症状もあるため、単に加齢による衰えだと勘違いしてしまう場合もあるかもしれません。
症状が悪化し更年期障害になる前に、医療機関を受診することを勧めます。
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