更年期の症状


更年期の具体的な症状とは?

全身のいたるところに不調があらわれるのが更年期症状の特徴です。
人によって症状は、多種多様で、全身のいたるところに現れます。
人によっては、いくつもの症状が同時に出ることもあります。
更年期障害の症状が個人差がありますが、一般的に閉経後の2~3年長くても4~5年と言われています。

●ほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)
 更年期障害の中で最も有名な症状です。時と場所を選ばず、突然カーッ顔が熱くなったり、首から胸、背中などが熱く感じられ、汗がダラダラとかきます。
こうした症状は、自律神経がの乱れが引き起こす血管運動系の障害の代表的なものです。
自律神経には、血管を収縮させたり拡張させたりする働きがありますが、自律神経が乱れるとうまく調整ができなくなるために、このような症状が出るのです。
自律神経失調症状としては、手足の冷えや息切れなども多くみられます。

のぼせやほてりは、高血圧の心臓疾患、バセドウ病などのほかの病気の可能性もあるで注意が必要です。

●イライラ・不安感・憂鬱感

更年期障害の中でのぼせや発汗に次いで多いのが、イライラ感、不安感、憂鬱感といった精神的・神経的な症状であります。
例えばたいした理由でもないのにイライラしたり、腹を立ててわめいたかと思えば、小さなことをクヨクヨ悩んで落ち込んだりと気持ちのコントロールができないくなります。

イライラが続くは場合は、気分転換することが大事。ヨガなど水泳など軽い運動をしたり、仲のよい人とおしゃべりをしたりするだけでも気がはれます。

万が一それでも症状がおさまらないときは、婦人科や心療内科で相談しましょう。

●不眠

更年期になったらなかなか寝つけなったと訴える人もよくいます。
冷えやホットフラッシュなどほかの更年期症状が原因となって眠れなくなることもあります。
リラックスできる音楽や、就寝前にアルコールやカフェインも控えましょう。
ストレッチや柔軟体操で軽く運動することもおすすめです。
それでも眠らない場合は、かかりつけの医師に相談しましょう。

●無気力・集中力の低下

エストロゲンが低下すると記憶力が低下したり、ものごとに集中できなくなったりします。
また家事や仕事に対する意欲がなくなってしまいます。
何らかの目的をもった行動を始めたり、それを根気よく持続することができなくなります。

●肩こり・腰痛

肩こりや腰痛に悩まされる人も少なくありません。
またこれまでに肩こりなどなかった人に肩こりが出てくることもあります。
原因は自律神経の乱れによって血液循環が悪くなることですが、骨や筋肉の老化も一因です。
腰痛や背痛、手足の関節の痛みなどは、骨粗鬆症が原因となっていることもあるので
骨量を測定し必要に応じて治療をうけるようにしましょう。

●めまい・耳鳴り

更年期になると血圧が安定しなくなることから、めまいや耳鳴りがすることがあります。
耳鼻科で検査を受けて、メニエール病などほかの病気がないかどうかチェックすることも必要です。
このほか、下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器症状、膣や尿道粘膜の萎縮による性交痛や膣の乾燥、皮膚や口の乾燥や皮膚のかゆみ、ドライアイなどの症状がみれることもあります。

※この記事の内容は効果効能を100%を保証するものではありませんのでご了承ください。