痛風の発作対処法


痛風の発作部位はどこが多い?

痛風の発作は、全身に起こりうるが、特に起こりやすい部位が膝から下でなかでも足の親指の付け根は、全体の70%を占めます。

痛風の発作は、たいていは夜中から明け方に発症し、ほとんど前ぶれもなく、突然激しい傷みが襲います。

その痛みは「ふとんに触れただけでも痛い」歩くこともできないほどの激しさですが2~3日ほどすると痛みは、和らぎます。
とはいえ、その痛みなんとかしたいものですよね。


実際に痛風の発作が起きた場合どうすればいいのか?(初めての場合)

痛風発作が起こると、激しい痛みを伴い、患部が赤く腫れ熱を持ちます。

はじめての方は、パニックにある場合もあります。
関節がどんなに痛くても、命に直接かかわるわけではありませんので
まずは冷静に対象しなしょう!

対処1 十分に冷やす。

患部を冷やすことで白血球の活動を抑えることができます。冷湿布も効果があります

対処2患部を心臓より高い位置に上げる

患部が、心臓より高い位置にすると、静脈の怒張が消失します。

対処3 すぐに病院にいきます。

痛風の発作かもっておもったら、早めに病院を受診しましょう。
専門は内科や痛風が外来になります。

整形外科を受診する人も多いですが、痛風の原因は高尿酸血症であるため、
病院では炎症を抑える薬を処方してくれます

対処4薬で和らげる

NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)は、痛風発作に対して使う薬としては、
もっとも有名な薬で、痛風の非ステロイド性抗炎症薬としては

インドメタシン

ナプロキセン

オキサフロジン

プラノプロフェン

薬は医師の指示通り飲まないと副作用などがでてしまう恐れもあります。

自己判断で飲まないようにしましょう!

まずはひたすら安静にすることが一番大事です。

自己流でマッサージしたり、関節を曲げ伸ばしたり、絶対にしないでください

 2~3日すると痛みが和らいでいきます。
ほとんどの場合は1~2週間後にはうそのように傷みが消えますがそのまま放置すると重病化します。

痛風は、炎症を起こしてるいる関節から尿酸ナトリウム結晶を確認して、はじめて痛風を診断されます。
この尿酸ナトリウムの結晶は、発作がおこって関節に炎症が起きているときしか採取できないため、痛みがあるときでないと痛風の確定診断がつけられません。

可能であればすぐに病院へ行くのがよいでしょう。

痛風の発作には特徴があります。

実は、発作が起きやすい部位がある程度、決まっていること、最も多いは足の親指の付け根の関節で、足の甲の関節、アキレス腱や健の付着部、手の指の関節などに起こる場合があります。

・よく起こる部位は、いずれも

・タンパク質が少ない

・酸性の度合いが高い

・よく動かしたり、負担がかなったりする

・体温が低い

などの特徴があり、結晶化した尿酸が集まりやすいのです。
発作は、突然起こるのも特徴で、いきなり激しい痛みがからはじまる人もいますが
皮膚がビリビリするような前兆がある人もいます。

前兆時

むずむず、ピリピリするような違和感がある

発作時

赤くはれる、熱を帯びる、激痛がある

経過

わずかに紫色になる

薄皮が1枚はがれたようになる

痛みが引いていく

痛風の発作はサインです。

痛風の発作は、あなたの尿酸値は高くなっていますよ。
という体からのメッセージです。

この発作がなければ、おそらく誰も病院にいかないのではないでしょうか?
人は、痛みを感じるからこそ、治療を受ける気持ちになるものです。
痛風の発作がおさまったからといって放置しないでください。

痛みが消えたからといって病院に行かずに放置しておけば、やがて体のあちこちに結節や結石ができて腎結石や尿路結石になり、果ては、虚血性心疾患や脳梗塞などの脳血管障害など、命に関わる重大な合併症を引き起こしかねません。

ですので発作がでたらかならず病院にいきましょう!

放っておくと発作が慢性化

痛風の発作が1~2週間で完全に治まったと思ってもきちんと治療せずに放置していると大変なことになります。

痛風の痛みが治まったからといって高尿酸血症は治まったわけではありません。

発作は、「間欠期」という症状のまったくない期間をおいて、再び発作が起こります。

2度目の発作までの期間は、尿酸値にもよりますが、治療しなければ半年から1年後が多いようです。

放置していると発作間隔はじょじょに短くなり、痛風を繰り返すことになります。

発作が治まったあとにかならず治療してください。