緊急事態につながる脳卒中
日本では、脳卒中で年間12万人余りのがこれまでに元気に活躍していた人が、この病気のために動けなくなってしまうことがあります。
命を落としているだけではなく、命を取り留めても後遺症をのしがちで、要介護状態に陥り、生活が一変してしまう場合もあります。
脳卒中にならないためにも予防をこころがけてください。
脳卒中とはどんな病気
血栓で血管がつまったり、破れたりして、脳が損傷し、体の片側に麻痺が起こり、ろれつが回らないというのうが、典型的な症状です。
中高年の病気と言われています。
脳卒中には三つのタイプがあります
・脳梗塞
・脳出血
・くも膜下出血
の三つのタイプがあります
脳梗塞とはどんな病気?
脳梗塞とは、脳の一部に血液が流れなくなり、その部分の脳細胞が死滅する病気です。
原因は、一般的には動脈硬化です。
日本人の60歳以上に多い病気だと言われています。
死亡率は比較的低いほうです。
脳梗塞には三つのタイプがあります。
ラクナ梗塞
小さな梗塞です。細い動脈の壁が動脈硬化によってあつくなり、そのために内腔が狭くなって血液が流れなくなります。
とくに、高血圧のある人にはこのタイプの脳梗塞ができやすいことがあります
アテローム血栓性脳梗塞
内頸動脈のような大型の動脈、 あるいは中大脳動脈のような中型の動脈が狭くなったりつまった結果、
血液循環が悪くなっておこものです。
高脂血症・糖尿病・痛風、喫煙などがこのタイプになります。
脳塞栓
不整脈の一種の心房細動にともなうものです、心臓のなかで血液がかたまり、そのかたまりが血液とともに脳動脈に流れこみ
動脈をふせいで脳塞栓を起こします
ですのでワルファリンという血液がかたまるのを防ぐ薬で脳塞栓を予防するのが一般的です
脳出血とは
脳の血管がやぶれて脳のなかに出血が起こる病気です。高血圧が長く続くと動脈硬化が進み、脳の小さい壁が壊死します
くも膜下出血とは
脳は、頭蓋骨のなかで3枚の膜に包まれています。脳の表面をおおう膜のひとつで
あるくも膜、ここんは動脈があり この動脈から出血することがあります
これがくも膜下出血です。
くも膜下出血の予防方法
くも膜下出血の多くは、脳動脈瘤の破裂によって起こります。脳動脈瘤を破裂前にみつけ手術によって瘤を結紮して破れないおうにすれば出血を防ぐことができます。
下記のような状況ができたら脳卒中の疑いがあります。
・顔・手・足がしびれたり力が入らない(とくに右半身あるいは左半身で)
・しゃべったり、聞いて理解することができない
・片側あるいは両側の目が急に見えなくなる
・歩行障害、めまい、ふらつき
・突然の強い頭痛、意識障害
脳卒中かな思ったら、すぐに診断し治療を開始することが大切です。
すごく救急車を呼んでください。
はやい治療が病気の後遺症を軽くすることがわかっています。
脳卒中の後遺症のリハビリや療法について
リハビリテーションの役割
麻痺や言語障害などの局所症状が残っても患者さんがうまく日常生活をおくれるようにすことです。
脳卒中で脳が損傷されると、麻痺などの脱落症状が起こります。
この脱落症状はある程度回復します。
しかし多くの場合は完全回復までいたらず、脱落症状が後遺症として多かれ少なかれ残ってしまいます
それに対して介助器具を提供したり居住環境を整えたりして患者さんがスムーズに生活できるようにするものです。
脳卒中は、いままで元気だった人が急に発病しからだが不自由になる病気なので患者さんは大きなショックを受けます
ですのでメンタルの面でも立ちなるまである程度時間がかかります
あせらないことが大事です
もうよくならいのでは? こんな姿みってともないと
などと後ろ向きの気持ちになることがあるででしょうが
気をとりなおして、ゆっくり自分自身と向き合いリハビリに
詰めてください
病気のならないための予防と対策
まずは生活習慣の見直しです
高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風・心臓病・不整脈などの病気や、飲酒・喫煙なのよくない生活習慣があると
他の人より脳梗塞、脳出血になりやすいです
これらを危険因子といいます。
この危険因子をできるだけ減らすことが重要になってきます。高血圧などの
明らかに危険因子をもっている人は、病院で治療に努めてください
まずは自分のライフスタイルをみなしてみてください
規則正しい生活をして、お酒の飲みすぎや喫煙をさけるなど
食事も偏らずバランスよく食べ、程度な運動をしてください
スポーツなどしているといいですが、あまり運動をしない人
できるだけ歩くようにしてください
塩分の多い食品はは控えるようにしてください
塩分の多い食品 |
・みそ・醤油などの調味料 ・漬物・梅干しなどの野菜類 ・塩鮭・ベーコン・肉のみそ漬け ・インスタント食品 |
血圧のチェックする
まず血圧の維持目標は
130/85mmHg未満です(65歳以上の人では基準は140/90mmHg未満)
最近は1万円未満で血圧計もあるので普段から血圧を計るようにしてください
生活を改善しても血圧が下がらない場合、薬によって血圧のコントロールを行いします
降圧薬にはさまざまな種類があります。
年齢や合併症によって使い分けられます
予防効果が高いとされているのが次の2種類です
カルシウム拮抗薬とアンジオテンシン変換酵素それぞれ一長一短があり、どの薬が最良ということはありませんので主治医と相談しながら決めていくとよいでしょう。
こういった日常生活の改善が肥満を防ぎ「国民病」ともいえる脳卒中を減少させるためのポイントです。