腎臓病の治療方法

腎病の治療法には、薬物療法、食事療法、透析療法の3つがあります。
特に薬物療法が中心となりますが食事療法と両輪で進めていくことで高い治療効果をあげることができます。

薬物療法

腎臓の低下を抑制し、合併症を予防するため、様々な薬が処方されます。
薬の多くは肝臓で分解されますが、腎臓で分解される薬があります。

そのため腎臓病の薬物療法では、最大の効果を発揮し、なおかつ薬によって腎臓が一層の負担を強いられず、副作用も最小限に抑えられるように処方されます。

ですので、自己判断で薬を飲むのをやめたり、量をかえたりしてしまうと、治療効果をあげることができません。

医師の指示を守って服用することを守ってください。

 

副腎皮質ステロイド薬

これは、副腎から分泌される副腎皮質ホルモンと同じ作業を持つ薬です。
もともとは、自己免疫疾患のために使われていた薬です。

この薬は、炎症を抑える作用や、免疫を抑制する作用があります。
一次性ネフローゼ症候群、IgA腎症、全身性エリテマトーデスが原因のループス陣営などこれらに効果を発揮するのが副腎皮質ステロイド薬です。

ただ副作用も出やすい性質をもっているので医師の指示を守って服用することが必要です。
副作用としては、抵抗力が低下するため感染症には注意が必要です。

 

免疫抑制薬
ステロイド薬だけでは効果が十分でないときや、効き目がないときには免疫抑制薬を使います。
薬の効果が現れるまでに3週間程度、あるいはもっと時間がかかることがあります。

この薬は、免疫をおさえる作用が強いので感染症にかかりやすくなります。

ほかに腎障害、歯肉出血、歯肉の肥厚、膀胱出血、脱毛、多毛などの副作用があります

 

利尿薬
腎臓病では、体内の水分や塩分の量を調節する働きが悪くなってむくみが出たり、尿の出が悪くなります。
利尿薬は、余分な水分や塩分の排出を促し、尿量を増やすことでむくみなどのつらい症状をとります。

体液の量が減るので血圧をさげる働きも期待できます。

降圧薬
腎臓病に腎臓の働きが低下して血流が悪くなるため、それを改善しようと腎臓からレニンというホルモンが分泌を増やして、血圧を上昇させるしくみになっています。

ただし、高血圧の状態が長く続くと腎臓に大きな負担をかけるため、腎臓病を悪化させるようにもなっています。
そこで腎機能を守るために降圧薬もよく疲れます。

よく使われるのはカルシウム拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンジオテンシン=受容体拮抗薬(ARB)サイアザイド系利尿薬の4種類。

これらの薬を組み合わせて用いるのが一般的です

 

抗凝固薬・抗血小板薬
出血した時に血液を凝集して固まらせ、出血を防ぐ血小体の作用を抑えるのが抗血小板薬で血液を凝固させる因子の働き抑制するのが抗凝固薬です。

これらは尿タンパクを減らすためや、糸球体を含む腎臓内の細い血管の血流をよくするために使われます。

抗生物質・抗菌薬
抗生物質は、微生物によってつくられ、ほかの微生物などの細胞の発育を阻害する薬です。
抗菌薬は化学合成によってつくられる薬です。

どちらにも最近をおさえる作用があるので細菌感染のために急性腎盂腎炎などが起こった時に使用します。

食事療法

食事療法は慢性腎臓病のステージの進行によって変わってきます。
食事療法は、CKDを進行させるリスクのうち、高血圧、肥満、耐糖能異常や糖尿病、脂質異常症を改善することが目的です。

したがって基本は、減塩と肥満解消のための摂取エネルギーの調整です。

CKDのステージ1・2までの食事療法は基本のままなので、健康な人が生活習慣を防ぐための健康食と大差なく、家族も同じ食事をすることができます。

ステージ3以降は、タンパク質の制限が加わるため、より厳密な栄養管理が必要になり、病人用の特殊な食品になります。

食事療法も早期治療が得策になります。

早期治療をすすめる大きな理由は、ステージ3までなら食事療法を徹底することで腎臓の機能低下を阻止することができ、ステージ3を維持することが可能です。

ステージ4以降は腎機能の長期的な維持がむずかしくなります。

食事療法の目的は、いまの腎臓の機能を可能な限り長期間維持し血圧を安定させ、CKDの進行を遅らせることです。

CKDの食事療法の基本

ポイント1
塩分摂取量の基本は1日6g未満とする塩分は食品中に含まれる天然の塩分と調理のために添加する食塩量の合計とする

ポイント2

摂取エネルギーを過不足なくとる

ポイント3

肥満を解消する

ポイント4

タンパク質の摂取量を制限する

尿タンパク量が1日0.5g以上のステージ1・2及び

尿タンパク量が1日0.5未満のステージ3

尿タンパク量が1日0.5以上ステージ3及びステージ4・5

※ステージ5で医師が超低タンパク質食が必要と認める場合は体重1㎏あたり0.5g以下とする

ポイント5

高カリウム血症の可能性がある場合はカリウムを制限する

ステージ3

1日のカリウム摂取量(mg)=2000mg以下

ステージ4・5

1日のカリウム摂取量(mg)=1000mg以下

脂質もとりすぎないようにします。

水分は、過剰摂取と極端な制限を避ける

ステージ4・5の食事療法は、さらに食事療法も強化し制限しなければならない成分も増えます。

医師、管理栄養士の指導受けて実行します。

 

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※この記事の内容は効果効能を100%を保証するものではありませんのでご了承ください。