認知症の人の介護


 

認知症の人の介護

認知症の方をはじめて介護される方は、たくさんのことに戸惑われると思います。
介護する人は何でも背負いこんでしまわず、介護サービスの利用や介護者の集いに参加して愚痴や話をきいてもらえる仲間や環境をつくっておくと便利です。
電話相談を利用したり、介護者自身も支援者を見つけておきましょう
ここでは介護のポイントなどお伝えします。


認知症の人と接するときの心がけ

ポイント1
笑顔で思いやりを込めよい感情が残る接し方を心がけましょう。
ポイント2
急かさずゆっくりと本人のペースに合わせて接してあげましょう。ポイント3
本人の生い立ちや価値観、性格をよく理解して寄り添い、悲しみや怒り、絶望感なども受け止めてあげてください。
理解して接してくれる人を頼りにします。
ポイント4
高圧的な言葉や態度をとったり、怒鳴ったりすると精神的苦痛を与え、心理的虐待になることがあります。
怒鳴らないで、いつもやさしく接しましょう。

がんばり過ぎない介護の心得

①介護者自身が困った時に助けてもらう人を見つける。
②気軽に何でも話せる仲間を見つける
③1日1回は外にでて息抜きをする
④介護に失敗しても自分を責めない
⑤家族が認知症であることを隠さない
⑥認知症について勉強してココロの余裕をもつ
⑦楽しみや趣味をみつける

 

地域包括支援センターに相談しましょう!

医療、経済、法律・・・、お年寄りの問題を解決には、多方面の機能が必要です。
お年寄りが住み慣れた地域で暮らしていくには、介護だけでなく、医療や財産管理、虐待防止などのさまざまな問題を解決する必要があります。
その中枢になるのが地域包括支援センターです、各地区町村に1カ所以上設けられています。


地域包括支援センターの主な3つの機能

相談窓口
お年寄りや家族などから相談を受付け、関連する病院や弁護士、ボランティア団体などを紹介したり連携して解決にあたります。
介護予防マネジメント
地域包括支援センターの中心的な機能です。介護度認定で要支援となった人のケアプランづくりはここが担っています。

ケアマネジャーの支援
経験を積んだケアマネージャーをセンターに配置。
認知症のお年寄りのケアプランや実際の活動している民間のケアマネージャーの指導や助言にあたります。

介護サービスを上手に利用する
ひとりで介護を担わずに、介護サービスを上手に利用しましょう。
さまざまな在宅サービスがあります。
訪問介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問入浴介護、住宅改善費の支給。居託竜療養管理指導(医師、歯科医院、薬剤師などの訪問し、療養上の管理指導を行う)福祉用具貸与など

在宅ケアに通い、止まりを組み込んで上手に利用しましょう。

通い(デイサービス)とは
施設に通い、食事や入浴、排出などの支援、日常生活に必要な機能訓錬、レクリエーションなどを行います。
泊まり(ショートステイ)
施設に短期間「泊まり」デイサービスと同じ支援をなどを受けれます。

認知症対応の地域密着サービスの活用を

施設への通い、訪問、泊まりを組み合わせて、連続性のあるケアを組み立ててもらえる小規模多機能型居宅介護や、訪問介護を加えた、複合型サービスのほか、巡回や通報システムを利用した夜間対応型介護や日中・夜間を通して対応する定期巡回展・随時対応型訪問介護などがあります。
ご利用いただけるサービスはは、市区町村によって異なることがあります。
お近くの地域包括センターや市区町村の担当窓口にお問い合わせください