認知症の症状とチェック方法


認知症とはどんな病気?

認知症とは、医学的な病名を指すものではありません。

正確には、認知症候群であり、アルツハイマー病、レビー小体病、脳血菅疾患など何かしらの疾患によって、脳の働きが障害をうけた状態を指します。
日本の認知症の人は、いまや240万人を超えているされています。

85歳以上の高齢者に至っては、4人に1人が認知症だと言われています。

今後の高齢化が進めば進むほど、自分自身や家族が認知症になる可能性は高くなります。

認知症は、単純なもの忘れと違い体験を丸ごと忘れてしまいます。
つまり、旅行へいったこととか、食事ををしたいうエピソードそのものがそっくり失わてます。

認知症よく見られる症状

認知症には「中核症状」と周辺症状に大別できます。

中核症状とはすべての認知症の人に起こる症状で、脳の神経細胞の損傷自体によって起こる症状です。
ただし もともとの性格、体験、環境によって個人差があります。


時間がわからなくなる

今が何年か何日か何曜日か時間の感覚を失われます。
主婦だった人が「突然夕食の買い物に行かなければ」と出かけようとします。
定年後を出社しようとしたりします。

場所がわからなくなる

自分のいる場所がわからなくなり、曲がる道を違えて迷子になるといったことが起こります。

人物がわからなくなる

孫を幼いころの我が子に思い込んだり、介護している女性を自分の嫁と思いこんだり人物の区別がむずかしくなります。

判断の障害

ささいな選択ができなくなったりします。
間違った判断や下したりします。特に高額な品物を購入したり重大な問題に発展することもあります
認知機能の障害
失語、自分の言いたいことを言葉であらわす機能の障害、文字が読めない書けない言葉をいいまちがえる
コミュニケーションがむずかしくなる

失効

脳の障害のためまとまった動作や行為ができない状態ボタンがつけれない、本のページをめくれない歯ブラシが使えない、ドアの開け閉めができない日常生活が困難になります。

失認

ものごとが正しく認識できない。
文字がよめない、何色かわからない、食器や新聞など
日常目にしている品物が何をするものがわからない
家族や親しい人の顔がわからない暑さ、寒さがわからないなど

実行機能障害
計画を立てられない、手順がわからないなど.

周辺症状

中核症状は、病変自体で起こるのに対して、周辺症状は、脳の病変により記憶力や判断力が低下することで起こる
不安や混乱のあらわれです。

多くの場合周辺症状のほうが介護者にとって大きな負担になります。

徘徊
他人には、歩きまわっている目的がわかりにくいですが、本人には、しっかり目的があり、昔住んでた家にもどろうとしたり、まだ勤務していると思い会社出勤しようとしたり認知症が進行すると頻繁に起こるようになります。

不潔行動
介護者にとってやっかいな問題の一つに弄便があります。
本人は、手についてしまった便を壁やタオルでぬぐおうとしているだけです。

叱らず、きれいにしましょうねなど声をかけてください。

暴言・暴力
自分の行動を注意されると、大声でののしったり、たたく、けるなどの暴力をふるうことがあります。
対処法としては本人を尊重する頻繁の声をかけ、不安を取り除くなど

幻覚
幻聴や幻覚がとくに起こります。
レビー小体型認知症では幻視が起こりやすいことがしられています

妄想
事実でないことを事実だと思い込んでしまう症状です。
理屈で説得しようとしても不可能です

抑うつ
元気や意欲がなくなる気分が落ち込むなど、抑うつ状況が見られることもあります。
不眠、食欲不振、胃腸障害などをともなうことあります。

不安・焦燥
何かに関して不安になったり普段できたことができなくなり、あせったりイライラしたりします。

依存
介護者などもっとも身近な人に対する依存心が強くなり、その人の姿がみえなくなると不安になります

人格変化
もともとの性格が強くなることもあれば、あんなにやさしかった人が急に攻撃的になったり様々です。

性的逸脱行動
介護者の体にさわったり、ベットにさそったり、認知症により若いころの戻っていることにより起こります。
自分の妻と、息子の嫁や娘、ヘルパーなど区別がつかなくあります

睡眠障害
認知症で見られる睡眠障害は、概日リズムの乱れです
これは睡眠のと覚醒のパターンが断片的にあることです。
昼夜が逆転したり昼夜関係なく寝たり起きたりします。

多弁・多動
おしゃべりが止まらない・じっとしていないなど落ち着きんがない状態。

譫妄
時間や場所がわからなくなったり、幻覚見える、妄想を抱く、

食行動の異常
異食、盗食、過食、拒食などの食行動の異常どの病気でもそうですが、認知症も早期発見で劇的に症状が改善することもあります。

おかしいな、と思ったら病院で検査してもらいましょう


※この記事の内容は効果効能を100%を保証するものではありませんのでご了承ください。