肝臓病の治療方法


肝臓病の治療方法

生活習慣を改善しても肝機能が元通りに治らなかったり、ウィルス性の慢性肝炎になった場合は薬物療法が必要になります。

脂肪肝の治療法


脂肪肝の人は、肝臓だけではなくほかの内臓にも脂肪がたまっています。
内臓脂肪の多い人は血液中のコレストロールや中性脂肪が増えすぎた高脂血症を起こしている人が多いものです。

脂肪肝の人は、高脂血症を合併しているのです。

そして高脂血症を放置すると動脈硬化を起こします。

動脈硬化によって血流が悪くなったり、血管がつまると、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などが起こり、命に関わることがあります。

高脂血症を合併している人は、薬物療法で動脈硬化を改善することが必要です。

また糖尿病によってインスリンの分泌が悪くなることで引き起こされる脂肪肝や脂肪肝そのものが糖尿病を合併しているときは、糖尿病に対する薬物治療も行います。

アルコール性肝炎の治療法



アルコール性肝炎の人は、アルコール依存症に陥っていることも少なくありません。

その場合、自分ではどうしても禁酒が出来ない人もいます。

お酒を断つために心療内科で抗酒薬を処方してもらうことをおすすめします。

1人では、禁酒が難しくても先生と相談しながら禁酒していくことをおすすめします。

抗酒薬とは、アルコールを飲まないようにするための補助的に薬です、目的は断酒を継続することです。

抗酒薬を服用してお酒を飲むと、体に悪影響を及ぼします。

なので服用中は絶対に禁酒が大原則です。

断酒会にでる、医療機関とは別に禁酒したい人達があつまる断酒会というものが全国で開催されています。月1回禁酒したい人たちがあつまります。

同じ悩みをもつ仲間と一緒に断酒を継続していきます。

急性肝炎の治療法

ウィルスに感染して急性肝炎を起こした場合、通常は入院して安静にしていればほとんどの場合は自然治癒します。

入院期間はウィルスのタイプにもよりますが、だいたい3か月程度です

3か月ほどで破壊された肝細胞は完全に修復されます。

入院期間中食事がとれない場合はブドウ糖などを点滴して栄養補給をします。

急性肝炎の90%は安静によってウィルスは、排除されて自然治癒します。

しかし中には、劇症肝炎を起こすこともあります。

劇症肝炎の場合は肝臓の動きがストップしてしまうので人工透析が必要になります

人工補助装置や薬物治療を行っても肝臓が回復しない場合は、最終的に治療法は肝移植となります。

慢性ウィルス肝炎の治療法

B型、C型の急性肝炎から慢性化した慢性ウィルス性肝炎は、薬物を使用してウィルスを除去したり、増殖を抑えることが治療の基本です。

使用される薬は、ウィルスのタイプや肝臓に保持している量、肝臓障害の程度によって異なります。

慢性B型肝炎は、基本的には、抗ウィルス薬を使用します。

ウィルスの量があまり多くない人は、最初にインターフェロンを使用した治療を試すことがあります。

ウィルスの量が多い人や肝機能の低下が著しい人はラミブジンでウィルスを治療します。

C型肝炎はインターフェロンでウィルスの完全駆除に成功できる例が飛躍的に増えました。
C型肝炎は治らない病気ではなく治る病気になっているのです。


※この記事の内容は効果効能を100%を保証するものではありませんのでご了承ください。